
お店の中よりも川のそばの方が会話がすすむ。
話題は高校時代へ。
「もし高校時代に戻れたら」という想定の話は、ありきたりだけど抜群におもしろいと思う。
友人は合宿での肝試しの話をしてくれた。
肝試しは男女ペアで1組づつ行動するという、気が利きまくりのルールだったそうだ。
ジェットコースターに乗ると恐怖や興奮によって一緒に乗ってる人を好きになるような成分が分泌されるらしいが、肝試しも同じようなもんだろう。
そういった最高のシチュエーションのなか、友人の相手は学年でも一二を争うアイドル的存在の美人の子だったのだ。
楽しげな会話をしたということで、けっこううらやましかった。
ただ、肝試しの恐怖不足だったらしく、手をつないじゃうほどではなかったようだ。
そういえば大人になると、美人と手をつなげるような状況なんてなかなか無い。
正直、アイドルの握手会くらいしか思いつかない。
そう考えてみると、高校時代の肝試しの時間までタイムスリップして、手をつないでくるということも十分に意味があるような気がする。
思い出が豊かになりそうだ。
僕だったらどうしよう。
やり残したことはたくさんあるけど、後悔をひとつ残らず消してゆくほど器用じゃないし、それ自体ちょっとバカらしい気もする。
やはり考えは友人と同じようなもので、楽しい思い出をもう一度体験したい。
キャンプの夜まで戻り、もう一度フォークダンスを踊ってくるのもいいかもしれない。
フォークダンス懐かしいなぁ。
高校時代を振り返ってみると、フォークダンスの数分に思い出がぎっしり詰まっているようが気がします。
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