高校の家庭科の授業で『食品成分表』というものを買わされた。
見事なまでに使われることのなかった参考書だが、見ていると意外に興味をひかれ、一人暮らししている今の部屋まで持ってきてしまったくらいだ。
いちおう僕は、極めて簡単な料理しか作れないけれども、自炊をしている。
栄養のことも考えて、義務的に野菜も買っている。
野菜は思いのほか高いので、どうせ食べるなら栄養価が高く、費用対効果に優れたものを選びたい。
『食品成分表』を見てみると、お馴染みの野菜の中で栄養が比較的高いのは、ニンジンのようだ。

いや、比較的というか…ビタミンAにいたっては、なんか大変なことになっている。
栄養を示すのは棒グラフのはずなのに、もうブロックみたいになってしまっている。
スカウターで計測したならば、確実に爆発しているレベルだろう。
栄養がほしければ、とりあえずニンジンを食べればいいということなのか。
小学校のとき、学校に生ニンジンを持ち込んでガリガリ食べているニンジン好きの女の子がいたが、今なら彼女の気持ちも理解できる気がする。
同じ本の「乳類」のページに気になる食品が載っていた。

ホルモンより人の造りしもの、人乳。
成人が飲むと下痢する可能性がある、人乳。
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